第4回 Python 座学 変数とオブジェクトについて

プログラミング

変数はオブジェクトの名札

変数とは、メモリ上に保存された「オブジェクト」のことを指す
変数は任意の名前を付けることができる、オブジェクトに付けられる名札のようなものです
「x=値」と入力すれば、変数であるxに右の値(オブジェクト)が結び付けられ、代入されます
また、「代入する」ことを「格納する」とも言われます
オブジェクトを変数に代入して、変数を経由してオブジェクトを操作すると、柔軟なプログラムを組むことができます
さらに、変数に代入した値にもう一度代入するとそれまでのオブジェクトは消え、新しいオブジェクトが作られます

Pythonにおいての「オブジェクト」

Pythonにおいてオブジェクトは最重要な基本単位で、オブジェクトを中心にプログラムを構成します
ソースコードに描いた「100」や「Hallo World」等のリテラルは、コンピューターのメモリに一時的に保存されますが、このメモリに展開されたものをPythonでは「オブジェクト」と言います

このように入力した場合メモリには記憶されますが、また同じ計算をするとなるとまた同じ計算式を入力しなければいけないので面倒です
そこで、変数を使い関連付けをします

x=234+198と入力したことで計算式がxに関連付けられ、何度も計算式を入力することが必要なくなり、xを入力するだけで計算式の解を出力できるようになりました
これを応用すると

xyzそれぞれの計算式を保持したまま、それぞれの数値をさらに計算させることが可能です
また、文字列の場合も可能です

例えばゲームでのNPCとの会話なんかですかね
簡単に言えば、xとyに時間帯によっての挨拶、zに固定の挨拶を関連付けておけば、ゲーム内時間が昼ならx+z、夜ならy+zの発言をする。ということが可能です